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女性のための副作用の少ない避妊法 ピル(低用量ピル)Q&A

ピルQ&A(1)

Q1~Q7Q8~Q14Q15~Q22
  • 1

    OC(低用量ピル)とは?

  • 1

    女性のための避妊を目的とした内服薬です。元々体の中に存在する女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)を人工的に配合した錠剤です。基本1日1回きちんと内服することにより避妊効果を得られます。

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  • 2

    OC(低用量ピル)にはどんな作用があるのですか?

  • 2

    OCによる避妊の仕組みは大きく3つあります。
    (1) 排卵を停止させる。
    (2) 受精卵の着床を阻止
    (3) 子宮内への精子の侵入をブロック

    OCの内服により、脳の視床下部に働きかけ排卵を促すホルモン(FSH・LH)の分泌を抑制し、卵巣からの排卵をストップさせます。(1)
    また、子宮内膜が厚くなることを防ぎ、万一排卵し、受精したとしても、受精卵が子宮に着床しないような環境を作ります。(2)
    さらに、子宮頚管の粘液が濃くなり、精子が子宮内に入りにくくします。(3)
    (1)~(3)の複数の作用により確実な避妊効果を発揮します。

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  • 3

    実際にピルを内服している人はどれくらい?

  • 3

    欧米ではピルの普及が進んでおり、約30~60%くらいと推定されています。避妊目的以外にも、生理周期を整える、美肌効果、生理痛の軽減効果などの認知・安全性が広く知られているためです。日本は、排卵を止めることが不安、薬の副作用が心配など、まだまだ正しい知識が広まっているとは言えず、普及率は約1~3%となっています。

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  • 4

    OC(低用量ピル)の種類にはどんなのがありますか?

  • 4

    黄体ホルモン剤の種類の違いで大きく分けて3つあります。
    (1) 第1世代・・・黄体ホルモン(ノルエチステロン):商品名オーソ21など
    (2) 第2世代・・・黄体ホルモン(レボノルゲストレル):商品名トリキュラー28など
    (3) 第3世代・・・黄体ホルモン(デソゲストレル):商品名マーベロン28など

    第1世代は黄体ホルモンの作用が弱いため含有量が多くなっています。第2世代は新しい黄体ホルモンによりホルモン量を抑えることができました。しかし、第1世代と比べるとアンドロゲン作用(体毛が濃くなる、にきびが出るなど)が出やすいのが特徴です。このアンドロゲン作用を抑えるため、三相性などにしてホルモン量を段階的に減少させる工夫がされています。第3世代は、アンドロゲン作用が少なくなったデソゲストレルを使用しています。

    どのホルモン剤を使用したほうが良いかは一概には決められませんが、第3世代のピルはエストロゲンが少ないのと、アンドロゲン作用が少ないため、子宮内膜症の治療や美肌・にきび防止効果が期待されます。ただし、血栓症のリスクが第2世代と比べて約2倍となるので、基礎疾患や心臓や血液にリスクのある方は避けたほうが良いかもしれません。処方してもらう医師と相談の上、決められるのが良いでしょう。
    また、三相性(日によってホルモンの含有量が異なる)は吐き気が少なく、一相性(1ヶ月のホルモン含有量が日によって変わらない)は不正出血が少ない・月経前症候群(いらいらなど)が軽くなるなどの報告もあります。
    一相性・・・マーベロン28、オーソ21など
    三相性・・・トリキュラー28、アンジュ28など

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  • 5

    同じ薬でも21日タイプと28日タイプがあるのは何故?

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    同じ商品名であれば全く同じです。(トリキュラー21と28、マーベロン21と28など)
    4週間で1サイクルとなります。3週間ホルモン剤を内服して、最後の1週間は生理と同じような出血を起こさせます。この最後の1週間で、28日のものは偽薬を内服して日数を忘れないようにします。21日タイプはこの偽薬が付いていないタイプで、7日間休薬して29日目から新しいシートに移っていただきます。当院では内服の習慣づけを期待して28日タイプを勧めています。

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  • 6

    OC(低用量ピル)を内服していれば妊娠確率は0%?

  • 6

    妊娠率は0%ではありません。理論上、正しく服用すれば0.1%です。(1000人の女性が1年間飲み続けた場合、1人が妊娠する)これは、避妊手術に匹敵するほどの効果といえます。しかし、飲み忘れがあった場合など含めると妊娠率は5%と推定されています。飲み忘れが増えればその分だけ妊娠の確率も増加します。
    ピルは腸の中で吸収されて体内に取り込まれますので、吐いたり、下痢をしたりすると腸からの吸収が悪くなり、効果が弱くなってしまいます。その他、ある種の抗生物質や抗うつ薬などがピルの効果を弱めてしまいますので他の薬の内服時には、注意が必要です。

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  • 7

    一緒に飲まないほうが良い薬とかはありますか?

  • 7

    (1) ピルの効果を弱める薬
      ・抗生物質(ペニシリン系・リファンピシン・テトラサイクリン系・グルセオフルビンなど)
      ・ヒダントイン系抗痙攣薬
      ・催眠・鎮痛薬(バルビタール系・プリミドン)
      ・セイヨウオトギリソウ

    (2) ピルにより効果が増強する可能性のある薬
      ・副腎皮質ホルモン
      ・三環系抗うつ薬(イミプラミンなど)

    (3) ピルにより効果が減弱する可能性のある薬
      ・インスリン製剤
      ・スルフォニル尿素製剤
      ・スルフォンアミド系製剤
      ・ビクアナイド系製剤

    ※ピルの効果が増強されれば、副作用が強く出てしまう可能性もあり、他の薬を併用する際は主治医の先生に確認することをお勧めします。

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